日記

2023-02-04 15:15:00

立春

flat.maru ひさながです

今日は立春です

まだまだ寒さが厳しいように感じますが【暦の上では春】ということになります

しかし、道ばたに雪は残りつつも、陽ざしには柔らかさを感じます。これから徐々に日足は伸び、木々も芽吹いて、梅の花が咲き始めます

その様に自然が「芽吹き」を感じさせてくれ始めると、春を時間することが出来るのではないでしょうか?

 

 

「立春」とは、2月前半から2月後半にあたる二十四節気の一つです

「春が立つ」と書くように、春が始まる日とされ、立夏、立秋、立冬とともに四季の始まりを意味する「四立(しりゅう)」の一つ。暦の上ではこの日から立夏の前日までが「春」となります

二十四節気は毎年日付が異なりますが、2023年の立春は、2月4日(土)

期間としては、次の二十四節気の「雨水(うすい)」を迎える、2月18日までとなります

 

二十四節気の第一番目とされる立春は、旧暦上では一年の始まり

立春が「春」の始まりであり、新年の始まりとされる名残は現在でも正月に「新春」や「迎春」などの表現を使うところからも分かります

旧暦では、立春から新年が始まり、正月は立春とほぼ重なっており、旧暦の頃の元日は、立春に近い新月の日とされていたため、年が明けるとすぐ立春

時には元日となるより早く立春を迎えることもあり、その場合を「年内立春」と呼んだとされます

また、立春後から春分までの間に、初めて吹く南向きの強い風は「春一番(はるいちばん)」

冬型の気圧配置が崩れ、温帯低気圧が発達した時に吹くため、「旧暦のお正月(春)の訪れを告げる風」が春一番です

しかしながら、1950年代後半よりマスコミで「季節的な意味の春」の訪れを告げる風のように使用され、「春一番」という名称が一般化したとされます

 

春を告げる花

「春告草(はるつげぐさ)」という異称がある梅は、春の到来を知らせる花です

スクリーンショット (2).png

寒風の中、花を咲かせる姿は、一足先にあたたかな春を連れてきてくれるようです。香りも豊かで、乾燥させたものを、お茶として楽しめます

 

また、立春の季節に咲く花といえば、オオイヌノフグリ

鮮やかな瑠璃色の花が早春の野を染めてくれます

 

また、マンサクも立春の頃に花開きます

マンサクは、冬の名残のある野山などで、いち早く春の訪れを告げるように咲く花木で、黄色の紐が絡み合ったような花をつけます

「マンサク」の名は、花が枝に満ちる様の「満作」や、春真っ先に開花することから「まず咲く」や「真っ先」などの言葉が由来とされています

花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物としても機能していたとされます

わたしの地元では「コブシの花」も、稲作の作柄を占う植物として聞いたことがあります

 

 

春の始まりを告げる「立春」ですが、まだまだ寒さは厳しい時期

葉っぱが落ち切った枝の先に小さなつぼみを見つけたり、足元の枯れ草の中に鮮やかな花の色を見出せば、小さな春の兆しを感じられます

 

外を歩く際にいつもより少し意識して周りの草木に目を向け、季節の移ろいを発見してみてはいかがでしょうか

 

 

 

さて、来月はお香講座を開催します

その軸に何を据えるか・・・それが悩ましく、色々と書籍を読みあさりながら考えておりました

今日は私の誕生日。家人が、昼食をごちそうしてくれたので、かなり眠たい・・・

春眠暁を覚えず、ではありませんが、今日はのんびりと思索の日にしたいとおもいます

 

 

ちなみに、言い訳をすれば、食後に眠たいのは当たり前なのです

詳しくはブログをご覧くださいませ

食後の睡魔は「当たり前」