日記

2024-11-06 17:38:00

明日は立冬

ずいぶんとご無沙汰をしておりました

ふらっとまる ひさながです

 

さて、明日は二十四節気のひとつ立冬です

気候は、異常なほどに気温が高く、「明日から冬が始まる」と言われても

ピンとこない感じですが、暦の上での「冬」は明日から

 

実際とずれていると感じても、二十四節気は太陽の運行に基づく暦です

 

人間の身体には、体内時計という太陽の光に反応して身体のリズムを調節する機能が備わっており、同じ太陽の動きを基準としていますから身体の調子を整えるためには大きな指針となってくれます

 

 

東洋医学では、冬は「精気を貯蔵する季節」です

精気とは、私たちの生命活動を支えるエネルギー源のこと

冬にどれだけ蓄えるかが、春、夏、秋の健康に影響すると考えます

 

例えは、春先にイライラしやすかったり、梅雨に偏頭痛やめまいが起こったり、夏バテしやすかったり、秋や冬に風邪をひきやすいなど、季節による不調が見られる人は

 

冬に

  • 忙しく過ごす(過労)
  • 体力を消耗する活動を多くする
  • 夜更かしをする
  • 暴飲暴食
  • 無理なダイエット

など、体内の精気を奪うような過ごし方をしていたのかもしれませんね

 

また、冬は五臓の「腎」と関係が深い季節ですから、この「腎」を養うことを意識することも大切です

「腎」は、生命の源である精(親から受け継いだもの)を蔵しているところ

また、吸い込んだ気を納め、臓腑を温める働きをする大切なところなのです

 


腎は寒さに弱く、弱ると成長、発育、生殖などの生命活動に支障をきたします

耳が遠くなったり、髪が抜けたり、記憶力の低下など「老化」による不調が生じやすくなりますし

腎は水を司りますから、体内の水分代謝に影響して、むくみ、冷え、耳鳴り、難聴、めまい、下痢、便秘、頻尿などのトラブルを生じたりもします

 

ですから、冬の養生は

腎を養い、身体を温め、乾燥に注意して、質の良い睡眠をしっかりととる

ことが大切になります

 

 

また、食事でも気を補うことができます

精米、麦、ジャガイモ、肉、鶏肉、魚、にんじん、松の実、落花生、クルミ、ぎんなん、シナモン、大豆、ニラ、山椒、小松菜、チンゲンサイなどが良いとされています

 

 

 

立冬以降、寒さは本格的になってきます

身体を温め、しっかりと早めに寝て、健やかに冬を過ごしたいですね

 

 

こんなメニューもオススメです(楽なので・・・)

 

 

 

 

2024-02-02 15:15:00

「糖」と 「制限」について~心と身体には、自然なものが良い

こんにちは。flat.maruひさながです

以前こんなお話をしました

【ざっくり東洋医学】無性にパンが食べたくなるとき

気分が重だるいとき~もしかして脳疲労?

今日は糖質のお話です。善悪だけではなく、心と身体どちらにとっても【ほどよく】付き合うお話です

糖質について

「糖質」と聞くと、「悪いもの」という印象がありますよね。「糖質制限」とか、「糖尿病」とか、身体に良くないイメージがあって、「糖質ゼロ」って言われると何となく良いもののような気がする・・・

「制限」「なかったことにする」のが良いのだから、「ない」方が良いに違いない。だから「糖質」は身体に良くない

糖質はない方が良い。糖質=病気を招く。よくない

っていう印象を強く感じます

 

あなたは「糖質」と聞いてどんなイメージが湧くのでしょうか?

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改めて「糖質」を考えてみると、糖質は「炭水化物から食物繊維を取り除いたもの」です

社会では「糖質カット」が好まれますが、これは、炭水化物から食物繊維を取り除いてある「糖質」を更にカットする・・・

何のこっちゃ?!な表現なのです。でも何となくCMを見ていると「悪いものがカット(削除)された良いもの」の印象がする不思議・・・ (笑

 

 

でも、社会の多くの方が「健康」や「身体に良いもの」を求めた結果として、「糖質」というワルモノがない食品(その表現)がニーズを喚起するということになったのでしょうね。まぁ、経済を回す意味では大事なことです。

 

だからこそ、私たちが商品を購入する際は「しっかりと考える」ことが大事になるんですけど・・・ 

脱線しました(^_^;

お話を戻しましょう

 りあんroseaura様 納品用てへぺろの顔.png

 

そもそも、「糖質」が求められる理由は、「おいしいから」です

 

玄米から白米が主流になったのも、甘くて、柔らかくて、おいしいから、です

きび砂糖や黒糖から、三温糖となり、上白糖やグラニュー糖が主流になったのも、雑味がなくて、おいしいから

*いずれも、精製することで「色」が邪魔をしない、というのもあるかと思いますが・・・

 

いずれにしても、より完成度の高い「おいしさ」を追求し、本来のバランスが崩し、その先に「不健康」が生じる

その「不健康」を解消していくために、元に戻るのではなく、何かを生み出すことが私たち人間の近年の構造です

 

「生み出したものを」戻すために「生み出す」

 

そのたびに、どんどん「自然な状態(元のまま)」から遠ざかっていく感じがします

最近、薬膳料理教室に通っているのですが、そこで感じるのは「元のまま、あるべきもの(旬のもの)を使う」ということ

結局、私たちの生活も自然の流れに沿っていれば、病気も生じないし、心身ともに健やかに過ごせるのだと思います

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近年、現代社会(特に日本)で生活習慣病の罹患率が増え、さらに加速しているのは、このような「不自然な産物」に自然の役割を求めた結果だと思うのです。

また、「おいしいものへの飽くなき欲求」もまた、この「不自然な産物への欲求」をかき立てている気もします

干し柿よりあめ玉やチョコレート

って感じ。それは、私自身も反省しきりなんですけどね(^_^;

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自分を振り返っても、「我慢」や「ストレス」をたくさん抱えて過ごしていることに起因すると感じています

   「我慢」「ストレス」が溜まる

         ↓

  解消のために、糖分(おいしいもの)を求める

         ↓

      体や心の不調(体重増加)

         ↓

 おいしいものを「我慢」する。だから、更に「ストレス」が溜まる

この悪循環じゃないかと思うのです

 

で、これは身体にも、心にも良くない!!

となったときに、どうやって改善(解消)しようかと考えて思いつくのが「悪いものを断つ」ということ。でも、我慢はしたくないし、ご褒美がないとストレス解消も出来ない・・・

「糖質制限だ!」 「それが最善だ!」

となるんだと思います

 

結局は、「糖」をとるなら、良い糖(自然な甘味、糖)を程ほどに、ということなんだと思いますけど・・・

 

 

とにかく、現代を生きる私たちの心と身体を健康に保つためには、「糖」と上手に付き合うことが大切で、それも「糖」という物質だけではなく、「自然のまま(精製されていないもの)」を摂取していく(使う)のがポイントだと思うのです

 

毎日のように、外で作られた「おいしいもの(糖質)」を買ってきて食べていたら、「糖質」過剰の状態になってしまいますし、どんなに「糖質カット」されていても「加工されたものを加工したもの」。つまり、「不自然なもの」を取り入れているということなのです

 

だから、心と身体を健康に。そして、上手に「糖質」と付き合いたいと思うのであれば

・できるだけ手作りする。

・甘いお菓子や飲み物を食べすぎないようにする(自分でちょうど良い頻度を見つける)

 

・甘いものが欲しくなったら、自分の「我慢」や「ストレス」が過剰になっていないかを確認する

・生活習慣を整える

 

ということが、シンプルな大切になってくると思います

 

心身ともに健康で、楽しく過ごしていきたいのなら

まずは自分の感覚に素直になって、自分を観察する(感じる)こと

 

こうしていくうちに、少しずつ、本来の自分の力(気の力、生きる為の力)を取り戻していくのだと思います

 

とはいえ・・・

生まれて最初に求める味覚は甘味です。(母親の母乳の味)

甘いものがおいしいのは、生まれる前から知っていることだし、生きることに欠かせないこともDNAに組み込まれていますから、「完全に断つ!」というふうにしてしまうと生きることが「難しく」なってきます。身体や心への負荷が増す、どころではないでしょう

 

程ほどに

 

何事も極端になるのは、"何か"が壊れてしまうので要注意です。

 

時には、親しい人と話を弾ませながら食事もスイーツも楽しんだらいい

 

人が追求してきた「おいしいもの」が悪いんじゃないので・・・

 

 

結局は、自分が求めるものを感じて、その求める意味を知る

 

「良い」とされるものを「良いだろう」と取り入れるばかりでなくて、自分自身で自分のご機嫌を取りながら、心を身体を健康に保つ

 

それが大切なのではないかと思うのです

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2023-04-01 14:44:00

パイナップルを活かす

とても立派なパイナップルをいただきました

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はちみつパイナップルというそうでして、芯まで美味しく食べられるとのこと。実際に、四つ割りにして、外皮を剥いたら芯まで甘い。

美味しくいただきました

 

 

 パイナップルの栄養 

 

パイナップルに含まれる栄養は、疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせない【ビタミンB1】や、抗酸化ビタミンで皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる【ビタミンC】。善玉菌を増やして腸内環境を整え、便の水分を増やして柔らかくする水溶性植物繊維と、水分を吸って調の煽動運動(せんどううんどう)を促し、有害物質を排出する働きをもつ不溶性植物繊維。肉などのたんぱく質を分解する酵素(ブロメライン)。体や脳のエネルギー源となり、脂質をエネルギーとして使う際にも必要とされる糖質。また、ミネラル(鉄、マグネシウム、カリウム)を含みます。

ミネラルは、3大栄養素の働きをサポートして体の調子を整えたり、体の組織を構成します。

酵素の成分になるなどの大切な働きをするマグネシウム、 ヘモグロビンの成分になり酸素を運搬する働きを持つ鉄、骨や歯を作り、神経の興奮を抑える働きを持つマグネシウム。野菜や果物に多く含まれ、体液量や血圧、筋肉、神経、心臓の動きを調整するなどの役割を持つカリウムを含みます。

 

 パイナップルの効果 

 

1.疲労回復

 ビタミンB1が糖質の代謝を助け新陳代謝を促すことで、疲労回復が期待できます。

2.便通改善

 不溶性食物繊維の働きで、便秘の予防や改善が期待できます。

3.美肌

  美容に効果的なビタミンCを含むため、コラーゲンの合成を促してハリのある肌へ導いてくれます。またビタミンB1が新陳代謝を促すため、肌荒れを防ぎお肌の調子を整える効果も期待できます。

こんなにたくさんの効果が期待できるパイナップル。それもとても甘くて美味しかったので、余った皮が勿体ない・・・。

最近は、パイナップルをまるまる一つ買うこともなかったので、皮も貴重。何しようかと考えて、パイナップルティーとパイナップルで酵素を作りました

 

 

 パイナップルティーの作り方 

 

①水を沸騰させて、パイナップルの皮を入れて5分程度煮る

②レモン果汁を入れて酸味を増し、お好みで砂糖を加える

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分量は、200ml程度作るならパイナップルの皮の1/6程度かなぁ・・・。適当です

 

 パイナップル酵素の作り方 

 

①パイナップルの皮を刻む

②煮沸した瓶に入れて、沸騰させて冷ました水を入れる

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③②の蓋を軽くあけておいて、日向ぼっこさせる

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*一日2~3回程度振り混ぜる

*始めて発酵させる方は、砂糖を少し加えておくと成功しやすいです

*一緒に並んでいるのは、左から「りんご」「パイナップル」「柿の皮」です。今日作ったパイナップル以外は、しっかりと発酵がすすみ、ぷくぷくと泡が出ています

 

発酵して、泡が出てきたら炭酸などで割ってジュースにして飲むと美味しいです。紅茶を割って炭酸紅茶にしても美味しくいただけます。

 

その他に残った皮は、冷凍保存できますので、冷凍させておいてパイナップルティーなどを作る時などに使ってください

パイナップルは、それ自体に酵素を多く含みますので砂糖を加えて酵素づくりはしませんでしたが、不安であれば砂糖をパイナップルの皮と同量入れると作りやすいです。甘味がある方が、飲みやすいかもしれませんね

 

 

 

今回は、有機無農薬のパイナップルをいただいたので、皮まで使いましたが「どの様に作られたか」も大事です。

分からないものであれば、「ありがとう(廃棄)」が良いと思います

パイナップルは、水で洗って皮を剥いたものは、残留農薬が少ない野菜(果実)第3位ですので、不安であれば実を使って酵素を作っても良いかもしれませんね

 

夏などは、水出しのミントと合わせるとスッキリと美味しいジュースになります

段々と気温も上がり、日中は暑さを感じる季節になりました。季節の移り変わりに身体を合せながら、心地よくお過ごしください

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2023-02-16 22:17:00

氣を巡らせて、ストレス不調を改善しよう!

全身に【氣】を巡らせるのは【肝】

 

 

ストレスが強い人は【肝】がうまく働いていなかったり、熱をもったりすることで【氣】を巡らせることができなくっています

 

 

 

 

気滞タイプの人の特徴は

 

介護職のストレスケア – 湘南国際アカデミー


「気」の巡りが悪く停滞している状態で、主に自律神経系の緊張やコントロールができなく不安定な傾向にあります

 精神的ストレスでイライラしたり、不安、憂鬱感を感じます。気の巡りが悪いので片頭痛があったりもします

ゲップやおならが出やすいというのも特徴の一つです

 

 

こんなタイプにあてはまる人は、ストレス対策をするのが最優先!

 

 

【肝】を整えて体と心のケア

 

滞った【氣【の巡りをよくするために、ジャスミン茶やカモミール茶など、香りの通りの良いものを積極的にとりましょう

 
また、なるべく考えこまず、リラックスした生活を心掛けるのも良いでしょう

また、週末にまとめてリラックスする方法より、毎日のスケジュールに「自分の時間」を加えてこまめにリラックスしましょう

その方が、気分がスッキリするはずです

 

 

【氣】を全身にめぐらせるのは【肝】のはたらきですから、肝に良い食材を積極的にとるようにしましょう

すっきりとした香りの良いタマネギ、ハーブなどの野菜や、グレープフルーツ、ミカンなどの柑橘類、酸味のある食べ物がおすすめです

 

香りの強い野菜

 セロリ、春菊、三つ葉、ニラ、玉葱、長葱、生姜、パクチー、シソ、

 みようが

 

かんきつ系の果物

 オレンジ、グレープフルーツ、柚子、 みかん、レモン

ハーブや香辛料

 フェンネル、ローズマリー、タイム、八角

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おすすめレシピは「豆と玉ねぎのカレースープ」

 

 

「節分の残りの豆」を一晩水にしたしたもの(このお水は良いお出汁が出ています。捨てずに使いましょう)

 

量販店で買った「タマネギのみじん切り(冷凍)」

 

カレー粉(好きなメーカーのもの)を使って作っても良いし、面倒なら、豆の戻し汁に冷凍タマネギを入れて温めて、レトルトカレーをインスター

 

それでも出来る・・・

 

 

雑だな・・・私

結局【カレーは正義!】に落ち着く・・・真顔

 

 

残り物de薬膳・・・

 

 

また、その他に【気滞タイプ】の人は

体を締めつけない服装をするのもも大切

 

朝起きたら窓を開けてゆっくりした深呼吸をする時間をもつことや、趣味をもって楽しみ、リラックスできる時間をもつのも大切です

 

体のどこかで【氣】が滞っているのが心身の不調の原因

ゆっくりと過ごす時間を作るよう心がけましょう

 

2023-01-28 10:10:00

【わたしの薬膳】棗の砂糖煮

薬膳と聞くと、とても難しく感じられる方も多いかと思います

でも、【食材の全てが薬膳】ということを思えば、毎日のお茶も【薬膳】なのです

毎日できる薬膳のお話はこちら↓から…

 もっと気楽に!!薬膳を取り入れた生活を始めよう!

 

そして、お茶請けにオススメの棗の砂糖煮

簡単ですので、お試しください

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