日記
「糖」と 「制限」について~心と身体には、自然なものが良い
こんにちは。flat.maruひさながです
以前こんなお話をしました
今日は糖質のお話です。善悪だけではなく、心と身体どちらにとっても【ほどよく】付き合うお話です
糖質について
「糖質」と聞くと、「悪いもの」という印象がありますよね。「糖質制限」とか、「糖尿病」とか、身体に良くないイメージがあって、「糖質ゼロ」って言われると何となく良いもののような気がする・・・
「制限」「なかったことにする」のが良いのだから、「ない」方が良いに違いない。だから「糖質」は身体に良くない
糖質はない方が良い。糖質=病気を招く。よくない
っていう印象を強く感じます
あなたは「糖質」と聞いてどんなイメージが湧くのでしょうか?
改めて「糖質」を考えてみると、糖質は「炭水化物から食物繊維を取り除いたもの」です
社会では「糖質カット」が好まれますが、これは、炭水化物から食物繊維を取り除いてある「糖質」を更にカットする・・・
何のこっちゃ?!な表現なのです。でも何となくCMを見ていると「悪いものがカット(削除)された良いもの」の印象がする不思議・・・ (笑
でも、社会の多くの方が「健康」や「身体に良いもの」を求めた結果として、「糖質」というワルモノがない食品(その表現)がニーズを喚起するということになったのでしょうね。まぁ、経済を回す意味では大事なことです。
だからこそ、私たちが商品を購入する際は「しっかりと考える」ことが大事になるんですけど・・・
脱線しました(^_^;
お話を戻しましょう
そもそも、「糖質」が求められる理由は、「おいしいから」です
玄米から白米が主流になったのも、甘くて、柔らかくて、おいしいから、です
きび砂糖や黒糖から、三温糖となり、上白糖やグラニュー糖が主流になったのも、雑味がなくて、おいしいから
*いずれも、精製することで「色」が邪魔をしない、というのもあるかと思いますが・・・
いずれにしても、より完成度の高い「おいしさ」を追求し、本来のバランスが崩し、その先に「不健康」が生じる
その「不健康」を解消していくために、元に戻るのではなく、何かを生み出すことが私たち人間の近年の構造です
「生み出したものを」戻すために「生み出す」
そのたびに、どんどん「自然な状態(元のまま)」から遠ざかっていく感じがします
最近、薬膳料理教室に通っているのですが、そこで感じるのは「元のまま、あるべきもの(旬のもの)を使う」ということ
結局、私たちの生活も自然の流れに沿っていれば、病気も生じないし、心身ともに健やかに過ごせるのだと思います
近年、現代社会(特に日本)で生活習慣病の罹患率が増え、さらに加速しているのは、このような「不自然な産物」に自然の役割を求めた結果だと思うのです。
また、「おいしいものへの飽くなき欲求」もまた、この「不自然な産物への欲求」をかき立てている気もします
干し柿よりあめ玉やチョコレート
って感じ。それは、私自身も反省しきりなんですけどね(^_^;
自分を振り返っても、「我慢」や「ストレス」をたくさん抱えて過ごしていることに起因すると感じています
「我慢」「ストレス」が溜まる
↓
解消のために、糖分(おいしいもの)を求める
↓
体や心の不調(体重増加)
↓
おいしいものを「我慢」する。だから、更に「ストレス」が溜まる
この悪循環じゃないかと思うのです
で、これは身体にも、心にも良くない!!
となったときに、どうやって改善(解消)しようかと考えて思いつくのが「悪いものを断つ」ということ。でも、我慢はしたくないし、ご褒美がないとストレス解消も出来ない・・・
「糖質制限だ!」 「それが最善だ!」
となるんだと思います
結局は、「糖」をとるなら、良い糖(自然な甘味、糖)を程ほどに、ということなんだと思いますけど・・・
とにかく、現代を生きる私たちの心と身体を健康に保つためには、「糖」と上手に付き合うことが大切で、それも「糖」という物質だけではなく、「自然のまま(精製されていないもの)」を摂取していく(使う)のがポイントだと思うのです
毎日のように、外で作られた「おいしいもの(糖質)」を買ってきて食べていたら、「糖質」過剰の状態になってしまいますし、どんなに「糖質カット」されていても「加工されたものを加工したもの」。つまり、「不自然なもの」を取り入れているということなのです
だから、心と身体を健康に。そして、上手に「糖質」と付き合いたいと思うのであれば
・できるだけ手作りする。
・甘いお菓子や飲み物を食べすぎないようにする(自分でちょうど良い頻度を見つける)
・甘いものが欲しくなったら、自分の「我慢」や「ストレス」が過剰になっていないかを確認する
・生活習慣を整える
ということが、シンプルな大切になってくると思います
心身ともに健康で、楽しく過ごしていきたいのなら
まずは自分の感覚に素直になって、自分を観察する(感じる)こと
こうしていくうちに、少しずつ、本来の自分の力(気の力、生きる為の力)を取り戻していくのだと思います
とはいえ・・・
生まれて最初に求める味覚は甘味です。(母親の母乳の味)
甘いものがおいしいのは、生まれる前から知っていることだし、生きることに欠かせないこともDNAに組み込まれていますから、「完全に断つ!」というふうにしてしまうと生きることが「難しく」なってきます。身体や心への負荷が増す、どころではないでしょう
程ほどに
何事も極端になるのは、"何か"が壊れてしまうので要注意です。
時には、親しい人と話を弾ませながら食事もスイーツも楽しんだらいい
人が追求してきた「おいしいもの」が悪いんじゃないので・・・
結局は、自分が求めるものを感じて、その求める意味を知る
「良い」とされるものを「良いだろう」と取り入れるばかりでなくて、自分自身で自分のご機嫌を取りながら、心を身体を健康に保つ
それが大切なのではないかと思うのです
パイナップルを活かす
とても立派なパイナップルをいただきました
はちみつパイナップルというそうでして、芯まで美味しく食べられるとのこと。実際に、四つ割りにして、外皮を剥いたら芯まで甘い。
美味しくいただきました
パイナップルの栄養
パイナップルに含まれる栄養は、疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせない【ビタミンB1】や、抗酸化ビタミンで皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる【ビタミンC】。善玉菌を増やして腸内環境を整え、便の水分を増やして柔らかくする水溶性植物繊維と、水分を吸って調の煽動運動(せんどううんどう)を促し、有害物質を排出する働きをもつ不溶性植物繊維。肉などのたんぱく質を分解する酵素(ブロメライン)。体や脳のエネルギー源となり、脂質をエネルギーとして使う際にも必要とされる糖質。また、ミネラル(鉄、マグネシウム、カリウム)を含みます。
ミネラルは、3大栄養素の働きをサポートして体の調子を整えたり、体の組織を構成します。
酵素の成分になるなどの大切な働きをするマグネシウム、 ヘモグロビンの成分になり酸素を運搬する働きを持つ鉄、骨や歯を作り、神経の興奮を抑える働きを持つマグネシウム。野菜や果物に多く含まれ、体液量や血圧、筋肉、神経、心臓の動きを調整するなどの役割を持つカリウムを含みます。
パイナップルの効果
1.疲労回復
ビタミンB1が糖質の代謝を助け新陳代謝を促すことで、疲労回復が期待できます。
2.便通改善
不溶性食物繊維の働きで、便秘の予防や改善が期待できます。
3.美肌
美容に効果的なビタミンCを含むため、コラーゲンの合成を促してハリのある肌へ導いてくれます。またビタミンB1が新陳代謝を促すため、肌荒れを防ぎお肌の調子を整える効果も期待できます。
こんなにたくさんの効果が期待できるパイナップル。それもとても甘くて美味しかったので、余った皮が勿体ない・・・。
最近は、パイナップルをまるまる一つ買うこともなかったので、皮も貴重。何しようかと考えて、パイナップルティーとパイナップルで酵素を作りました
パイナップルティーの作り方
①水を沸騰させて、パイナップルの皮を入れて5分程度煮る
②レモン果汁を入れて酸味を増し、お好みで砂糖を加える
分量は、200ml程度作るならパイナップルの皮の1/6程度かなぁ・・・。適当です
パイナップル酵素の作り方
①パイナップルの皮を刻む
②煮沸した瓶に入れて、沸騰させて冷ました水を入れる
③②の蓋を軽くあけておいて、日向ぼっこさせる
*一日2~3回程度振り混ぜる
*始めて発酵させる方は、砂糖を少し加えておくと成功しやすいです
*一緒に並んでいるのは、左から「りんご」「パイナップル」「柿の皮」です。今日作ったパイナップル以外は、しっかりと発酵がすすみ、ぷくぷくと泡が出ています
発酵して、泡が出てきたら炭酸などで割ってジュースにして飲むと美味しいです。紅茶を割って炭酸紅茶にしても美味しくいただけます。
その他に残った皮は、冷凍保存できますので、冷凍させておいてパイナップルティーなどを作る時などに使ってください
パイナップルは、それ自体に酵素を多く含みますので砂糖を加えて酵素づくりはしませんでしたが、不安であれば砂糖をパイナップルの皮と同量入れると作りやすいです。甘味がある方が、飲みやすいかもしれませんね
今回は、有機無農薬のパイナップルをいただいたので、皮まで使いましたが「どの様に作られたか」も大事です。
分からないものであれば、「ありがとう(廃棄)」が良いと思います
パイナップルは、水で洗って皮を剥いたものは、残留農薬が少ない野菜(果実)第3位ですので、不安であれば実を使って酵素を作っても良いかもしれませんね
夏などは、水出しのミントと合わせるとスッキリと美味しいジュースになります
段々と気温も上がり、日中は暑さを感じる季節になりました。季節の移り変わりに身体を合せながら、心地よくお過ごしください
氣を巡らせて、ストレス不調を改善しよう!
全身に【氣】を巡らせるのは【肝】
ストレスが強い人は【肝】がうまく働いていなかったり、熱をもったりすることで【氣】を巡らせることができなくっています
気滞タイプの人の特徴は
「気」の巡りが悪く停滞している状態で、主に自律神経系の緊張やコントロールができなく不安定な傾向にあります
精神的ストレスでイライラしたり、不安、憂鬱感を感じます。気の巡りが悪いので片頭痛があったりもします
ゲップやおならが出やすいというのも特徴の一つです
こんなタイプにあてはまる人は、ストレス対策をするのが最優先!
【肝】を整えて体と心のケア
滞った【氣【の巡りをよくするために、ジャスミン茶やカモミール茶など、香りの通りの良いものを積極的にとりましょう
また、なるべく考えこまず、リラックスした生活を心掛けるのも良いでしょう
また、週末にまとめてリラックスする方法より、毎日のスケジュールに「自分の時間」を加えてこまめにリラックスしましょう
その方が、気分がスッキリするはずです
【氣】を全身にめぐらせるのは【肝】のはたらきですから、肝に良い食材を積極的にとるようにしましょう
すっきりとした香りの良いタマネギ、ハーブなどの野菜や、グレープフルーツ、ミカンなどの柑橘類、酸味のある食べ物がおすすめです
香りの強い野菜
セロリ、春菊、三つ葉、ニラ、玉葱、長葱、生姜、パクチー、シソ、
みようが
かんきつ系の果物
オレンジ、グレープフルーツ、柚子、 みかん、レモン
ハーブや香辛料
フェンネル、ローズマリー、タイム、八角
おすすめレシピは「豆と玉ねぎのカレースープ」
「節分の残りの豆」を一晩水にしたしたもの(このお水は良いお出汁が出ています。捨てずに使いましょう)
量販店で買った「タマネギのみじん切り(冷凍)」
カレー粉(好きなメーカーのもの)を使って作っても良いし、面倒なら、豆の戻し汁に冷凍タマネギを入れて温めて、レトルトカレーをイン
それでも出来る・・・
雑だな・・・私
結局【カレーは正義!】に落ち着く・・・
残り物de薬膳・・・
また、その他に【気滞タイプ】の人は
体を締めつけない服装をするのもも大切
朝起きたら窓を開けてゆっくりした深呼吸をする時間をもつことや、趣味をもって楽しみ、リラックスできる時間をもつのも大切です
体のどこかで【氣】が滞っているのが心身の不調の原因
ゆっくりと過ごす時間を作るよう心がけましょう
【わたしの薬膳】棗の砂糖煮
薬膳と聞くと、とても難しく感じられる方も多いかと思います
でも、【食材の全てが薬膳】ということを思えば、毎日のお茶も【薬膳】なのです
毎日できる薬膳のお話はこちら↓から…
そして、お茶請けにオススメの棗の砂糖煮
簡単ですので、お試しください
気をつけたい。冬季うつ病
冬季うつ病ってご存じでしょうか?
私も知ったのは30年ほど前のこと。他県から転勤してきたお医者さん夫婦。その奥さんが教えてくれたのです
「日照時間が短い地域に転勤して、うつ病になる人が多いのよ」って
最初の家は、谷間にあって太陽が出るのは10時以降、沈むのは14時。オマケに、当地方の冬の朝は霧が出て、日が昇ってもシャキッと晴れてくれない
布団を干せる時間が短いこと、洗濯物も全く乾かず、家の中が洗濯物で溢れることがストレスでした。そんな話をしていたときの会話です
実際に、冬の間だけうつ病(のような症状が出る)になってしまう方もおられます
その原因の一つとされる「ビタミンD不足」についてお話ししましょう
太陽のビタミン「ビタミンD」
ビタミンDは「太陽のビタミン」とも呼ばれ、身体の健康にとって重要な栄養素の一つです。紫外線を浴びることが、体内での生成を促す最も簡単な方法であることはよく知られていると思います。ですから、日照時間が短い冬の時期は、特に不足しやすいのです
食品などで補給することは難しいのですが、サーモン、メカジキ、マグロ、鰯、牛レバー、卵黄などで補うことが出来ると言われています
また、キノコ類なども意識的に取り入れると良いでしょう
ビタミンDの働きとは
ビタミンDは様々な働きをしますが、代表的には「骨の健康」を維持するのに不可欠とされています
その他、細胞の成長促進やがん予防、免疫機能の調節、生殖能力、筋力、ホルモンバランス、気分の向上など、心身の健康とは切っても切れません
不足したときの影響
ビタミンDは心身の健康には重要です。不足すると、骨粗鬆症や免疫力の低下、うつ病、腰痛なども引き起こすといわれ、補給できていないと、自己免疫疾患、がん、ホルモンバランスの乱れ、気分障害などに繋がっていきます。高血圧、糖尿病、繊維筋痛症(FM)、多発性硬化症(MS)などの神経疾患などにも関係があると言われています
ビタミンD不足のサイン
ビタミンDの不足は血液検査で知ることもできますが、以下の症状が「身体からの声」でもあります。これらに気をつけて、日常生活でセルフチェックをすることも大切です
1.慢性疲労
ビタミンDが著しく不足したときの、最も一般的な症状の一つです。どんなに休んでも疲労が回復せず、寝付きが悪いと感じたら注意
2.関節痛・筋肉痛
体内でカルシウムを吸収するのに不可欠なビタミンD。これがスムーズに行えないことで、関節痛などが生じることもあります
3.抜け毛
健康で、美しい髪の維持にもビタミンDは欠かせません。不足することによってヘアサイクルにも影響を及ぼし、髪が抜けたり、成長が遅くなったり、細くなるなどすることもあります。脱毛症とも関係があると言われています
4.免疫力の低下
体調を崩すことが多かったり、未病(原因不明の不調)などは、血液検査などをするとビタミンD不足である場合があります
5.うつ病、不安症、気分変調症、睡眠障害
ビタミンDは、私たちの心のバランスを調整し、うつ病の罹患リスクを最小限に抑える役割を担っているとの研究成果が発表されています。季節性感情障害(SAD/冬季うつ病)の原因でもある、漠然とした不安や気分の落ち込み、忘れっぽさ、悲しみなどの感情とも関連付けられています
食品やサプリメントで補う
ビタミンD3(コレカルシフェロール)は太陽の光に当たることで体内合成されますが、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)は食事で補えます
タラ肝油や魚油全般。魚(鮭、マグロ、カジキ、マス、サバ、ニシン、鰻など)、卵黄、牛乳やバター、干し椎茸などで摂取できます
冬は日照時間も短く、寒くて縮こまった身体が、心も小さく縮こめてしまいます
お天気の日には外でお散歩して、しっかりと太陽の光を浴びる。また、食事などもビタミンB、C類だけではなく、ビタミンDの補給も意識して、食材を選ぶことも大切だと思います
しっかりと心と身体をケアして、暖かな春を待ちましょう!