日記
「冥王星水瓶座入り」とは
今日は西洋占星術のお話
「冥王星水瓶座入り」「風の時代」
そんな言葉をSNSや書籍などでご覧になったことはないでしょうか?
西洋占星術とは、太古から続く統計学。怪しい学問ではないのでご安心を
冥王星は、2006年に地球から9番目の惑星としての地位から降格されました
発見から69年のことです。ただ、発見される前から、占星術では「ある」とされていて、重要な意味をもつ惑星です
さて・・・11月20日 8時43分頃「冥王星水瓶座入り」となります
この動きは3回目にして最後の移動となり、この後はもう2度と山羊座に戻ることはありません
冥王星が山羊座にあった時代(2008年1月~2024年11月)は、ゼロからの再生の期間
約16年にわたり、社会構造や組織、会社などの「形あるもの」に対して、必要が無いものが淘汰されていく期間でした
そんな世の中の流れでしたから、個人的にもゼロからの再生を促された方も多いのではないでしょうか
そして、11/20に冥王星が水瓶座に入ることで「変革」の流れが加速していきます
冥王星とは「ゼロか100か(黒か白か、闇か光か)」の星
とても極端な星です
そして、貪欲さや野心を手放し、私たちが「ありのままの光」で輝けるように根底からの見直しを強制的に促していきます
必要に応じてリセットボタンを押せる星でもありますから、この期間に強制停止の経験をしたかたもおられたのではないでしょうか
確かに、冥王星の変革や強制停止は痛みを伴いますが、この痛みは私たちを正しい道(真実)に導くためのものです
真実に目覚めたのち、冥王星は再生のために力を注ぎ込んでいきます
自分自身の心と語り合い、極端な欲望や野心(闇)を削ぎ落とし
自分だけの「平穏」(光)を見つけ、純真、無頓着で生きていくことで、冥王星の力は恩恵と呼べるものに変わっていきます
私たちは自分自身の内側と語り合い、自分の心をしっかり感じ、見ることで、自分の中の闇(不要な部分)を減らしていくことが大切になるのです
そして、水瓶座は「理想」の星
水瓶座は、革新的で独創的になり、変化をもたらす橋渡しをしたいという欲求を持ちます
そして、独自の視点で新しい発想や方法を生み出していきたいという願いを持つ星
また、改革者のサインで、個人と集団のつり合いが取れている状態をつくろうとしますから
スピリットの統合、全人類愛的、宇宙的意識なども象徴する星座です
冥王星がサインを移動するタイミングを振り返ってみると
- 1914年、冥王星蟹座に移動の際には、第1次世界大戦開始
- 1939年、冥王星獅子座に移動の際には、第2次世界大戦勃発
- 1985年、冥王星が蠍座に移動の際には、バブル期の到来とチェルノブイリ原発事故
- 1995年、冥王星が射手座へ移動の際には、阪神淡路大震災
- 2008年、冥王星が山羊座へ移動の際には、リーマンショック破綻
このように、歴史的にも大きな出来事が起こっています
冥王星の動きは、社会を大きく揺るがし、世界的な変革の流れを作りだしてきました
さらに言えば、2025年は冥王星のパワーが極限に振れ始めます
このような状態は、約80年周期で起こっており、アメリカ独立宣言、フランス革命、第2次世界大戦が起こった時も
冥王星が臨界点に触れていた時でした
私たちは全であり個です
一人ひとりの意識が世界を創ります
私たちは水面下で繋がり、集合意識によって世界に変化を与えていきます
だからこそ、この変革への数年は、一人ひとりが心を解放し、魂とつながり、個としてスピリットに立って生きることがすすめられてきました
ここから先は、世界は更に光の方向に加速していき、起こる事象はポジティブに変わっていくでしょう
今までのような大きな革命や戦争のような変革ではなく、穏やかで光溢れるものにしたいと願うなら
無理に何かをしようとするよりも、自分の内側から世界を変えていくことが
最も優しく誰も傷つかない「革新」になるでしょう
さて、先ほどは世界的な視点で「冥王星水瓶座入り」を読み解いてみました
今度は私たち個人としての、この冥王星水瓶座入りの意味を考えてみたいと思います
冥王星水瓶座入りは「変革」です
理想に向かうため、理想とする世界をつくるための変革
今回の冥王星は2ハウスに配置されていますから物質、金融、資産、経済、才能、能力、受け継いだ資質、DNAなどに対する「理想に向かうための変革」が起こる可能性が強くなります
例えば
- 将来にわたって持続可能な形で成長し続ける経済活動を目指しながら、環境や社会にも配慮し、未来の世代が豊かに暮らせるように資源を守りながら経済発展をしていく
- 自分の仕事やビジネスを改善したり、より価値を生み出す仕事を選ぶ
- 自分のお金をどう使うかを見直し、無駄を省いて必要なところに使っていく
- 自分の持っている才能や能力をより活かすため、スキルアップを目指す
- 今までできなかったことを学んだり、自分の強みを活かした仕事を選ぶ
- 親や先祖から受け継いだ特性や遺伝的な要素を理解し、それを活かしながら進化していく
全惑星が「理想に向かうための変革」を推し進めている
ということ
そして、今回の目玉は11/20 冥王星水瓶座入り
それを読み解いていくと
- 約16年(2008年~2024年)かけて、要らないもの(そぐわないもの)を削ぎ落としてきた
- 今年はその集大成
- 11/20から更に変革の流れが速まる
- 変革は「ありのままの輝き(光)」を内側から見出すためのもの
- しっかりと「自分らしさ」を内側から磨き出して欲しい
- 社会への貢献を個(内側)から始める
- 11/20からは、再生が始まる
・自分と対話を重ね、内側から「自分らしさ(理想)」を磨き出す(発掘する)
・形が見えなくても、個として社会貢献(世界創造)できていることを疑わず、穏やかで平穏であることを心がける
・自分らしさという光を内側から輝かせる
こんなところ
直ぐに形になって現れる人もいれば
いつもどおりの日々の中で「あれ?最近何だか幸せだわ」って人もいるでしょう
どんな形であれ、自分が「自分らしく」在ることが、個の変革(自分らしさの再生)なんだと疑わず
自分の心と対話して「自分らしさ」を基準に選択、行動していくこと
そして、何より焦らず、不安を募らせず「自分にできること」を実直に、純粋に積み重ねていくこと
でしょうか
地味だけども・・・
それが広がっていって世界に個の心の中が反映されていく感じです
赤色について萌える~建築主の思いが詰まった萌える建物との邂逅
一昨年から始まった【flat.maru】づくり
お仕事をしたり、講座をしたり、資料を読み込んだり・・・
落ち着いて過ごせる場所を探していました
で、出会ったこちらの物件
地元は離れますが、色々なご縁が繋がり、昨日内見させていただきました
実は、初めてGoogleマップで拝見したときに心を奪われたほど
住所を伺った日に、外回りを見に行ったほどなのです
このお家の『萌えポイント』を語り始めるとながーーくなるのですが、まずは外壁の色についてお話ししましょう
壁の色で萌える
この色は「潤朱(うるみしゅ)」に近い色
潤朱とは、くすんだ黄色がかった赤色のことをいいます
朱は、魔除けや厄除けの色であることは、みなさんよくご存じかと思います
巫女の袴、宮参り、小豆・・・
その色の壁にする・・・そこに意味を見出さないはずがありません!
赤色の起源~朱と弁柄と~
漆については、日本では紀元前5000年頃から既に生活に活用していました
その頃は、櫛や矢尻と矢柄の補強として使っていました。かごに塗ったものも、その頃の遺跡から出土しています
私たちの祖先には、その時代に既に
・漆を補強に使う知識
・かなり高度の技術を要する漆の採取(取扱)を確立していたこと
に驚かされます
赤色にも「朱」と「弁柄」とあるのですが、【辰砂(しんしゃ)=硫化水銀】【弁柄(べんがら)=酸化第二鉄】で、いずれも鉱石です
この鉱石を採取し、赤の顔料精製を行っていたことは遺跡から分かっています
辰砂の朱は、その他にも「丹(に)」と呼ばれます
三重県の谷遺跡や池ノ谷遺跡では、朱の付着した磨石や辰砂原、石棒の未製品などが発掘されており、三重県と「辰砂(朱、丹)」との関係の深さがうかがえます。松阪市で産出する鉱物の辰砂から作られる、水銀朱という赤色の顔料
その他は、徳島県阿南市の加茂宮ノ前遺跡でも、古代の赤色顔料「水銀朱」を生産したとみられる縄文時代後期(約4千~3千年前)の石臼や石きね300点以上のほか、朱が塗られた耳飾りが出土しましたね(4年ほど前かと・・・)
そして、岡山県で産出される弁柄(べんがら)は、土中の鉄が酸化した『酸化第二鉄』を主成分とする顔料
インドのベンガル地方で良質のものが採られたから「弁柄(ベンガラ)」と言われています
こちらも、ラスコーやアルタミラの洞窟壁画にもみられ、旧石器時代から使われた最古の顔料であり古代色
卑弥呼の時代には日本男性の入れ墨などにも使われていたとされています
特徴としては、経年変化に強く、日光による褪色がないこと
昨今では無害であることから、天然素材として見直され繊維製品への染色、オーガニック製品にも使用されるようになりました
古代遺跡の「同じように見える赤」でも、成分分析をしたところ、古代人は「朱」を「ベンガラ」を使い分けていたのではないかと思われるような報告もありました
こちらのお話 ↑ とても読みやすくて楽しいですから、お時間があればお楽しみくださいませ
今の時代に生まれたから分かった、この「朱」と「ベンガラ」
これらがどこから来たのか、どの様に使い分けられていたのか
そんなことを考えるのも、楽しいところです
また、これらが弥生時代や古墳時代にどのように使われていたのか
そして、当時の中国で広がりをみせていた神仙思想(しんせんしそう・主に不老長寿や仙人に関する思想)と、どのような関係があったのか、といったことについて考えても楽しい
赤に対する「宗教的思想」が、島国で他国との交流も少なかった時代に、同じような意味合いで「赤」を見て、尊んでいたのだとしたら・・・
そんなことを考えると、ちょっと楽しくなりませんか?
とにもかくにも...この家は「辰砂」ではなく「弁柄」でしょう
古来より陶器や漆器の赤色を出すために使われ、防虫、防腐、防錆効果もあるため
そしてなによりその色合いの美しさから、建物の塗装にも「弁柄」が好んで使われたようです
この家に感じた建築主のこだわりと願い
本当のところは分かりませんが、間違いなく建築主は「風雅な方」
そして、この「赤色」の壁は、その色(ベンガラ色)の防虫、防腐、防錆などの機能的な意味合いの他に、「不老長寿」「魔除け」などの意味も考えて、この色を選ばれたのでは無いか、と
そして、それは、この「数寄屋造り風」の外観もですが、内側の造作にも感じられました
このGoogleマップで始めて見たときにそれを思って萌えて
昨日、内見をして造作を見て確信する
でもって「ここで過ごしたい」という強い思い・・・
ということで、この家でこれからの活動(居住)が出来ることを願っています
多分、難しくても、それはそれでたまに外から見て萌えて気がする・・・
このおうち。とても大切に、心を込めて暮らさなければならない
そんな気がします
それほどに「思いの込められた素敵な家」でした
竹木舞漆喰の外壁
そして、漆喰には弁柄
和室の天井は網代天井
ガラスは大正ガラスに木サッシ・・・
置かれていたロッキングチェア
これで、本を読んだらどんなに素敵だろう〜
昨日の帰りついてからは、それを思って椅子の修理をネット検索
わたしにとってドストライクの家
この家で、とっておきの古文書読みたい・・・
家具も、全部メンテナンスして、大切に使いたい
こんなこだわりの建物と出会えてとても、とても幸せなのです
さて、どうなるでしょう・・・
ドキドキが止まらない感じですが、その時間も幸せなのです
立春
flat.maru ひさながです
今日は立春です
まだまだ寒さが厳しいように感じますが【暦の上では春】ということになります
しかし、道ばたに雪は残りつつも、陽ざしには柔らかさを感じます。これから徐々に日足は伸び、木々も芽吹いて、梅の花が咲き始めます
その様に自然が「芽吹き」を感じさせてくれ始めると、春を時間することが出来るのではないでしょうか?
「立春」とは、2月前半から2月後半にあたる二十四節気の一つです
「春が立つ」と書くように、春が始まる日とされ、立夏、立秋、立冬とともに四季の始まりを意味する「四立(しりゅう)」の一つ。暦の上ではこの日から立夏の前日までが「春」となります
二十四節気は毎年日付が異なりますが、2023年の立春は、2月4日(土)
期間としては、次の二十四節気の「雨水(うすい)」を迎える、2月18日までとなります
二十四節気の第一番目とされる立春は、旧暦上では一年の始まり
立春が「春」の始まりであり、新年の始まりとされる名残は現在でも正月に「新春」や「迎春」などの表現を使うところからも分かります
旧暦では、立春から新年が始まり、正月は立春とほぼ重なっており、旧暦の頃の元日は、立春に近い新月の日とされていたため、年が明けるとすぐ立春
時には元日となるより早く立春を迎えることもあり、その場合を「年内立春」と呼んだとされます
また、立春後から春分までの間に、初めて吹く南向きの強い風は「春一番(はるいちばん)」
冬型の気圧配置が崩れ、温帯低気圧が発達した時に吹くため、「旧暦のお正月(春)の訪れを告げる風」が春一番です
しかしながら、1950年代後半よりマスコミで「季節的な意味の春」の訪れを告げる風のように使用され、「春一番」という名称が一般化したとされます
春を告げる花
「春告草(はるつげぐさ)」という異称がある梅は、春の到来を知らせる花です
寒風の中、花を咲かせる姿は、一足先にあたたかな春を連れてきてくれるようです。香りも豊かで、乾燥させたものを、お茶として楽しめます
また、立春の季節に咲く花といえば、オオイヌノフグリ
鮮やかな瑠璃色の花が早春の野を染めてくれます
また、マンサクも立春の頃に花開きます
マンサクは、冬の名残のある野山などで、いち早く春の訪れを告げるように咲く花木で、黄色の紐が絡み合ったような花をつけます
「マンサク」の名は、花が枝に満ちる様の「満作」や、春真っ先に開花することから「まず咲く」や「真っ先」などの言葉が由来とされています
花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物としても機能していたとされます
わたしの地元では「コブシの花」も、稲作の作柄を占う植物として聞いたことがあります
春の始まりを告げる「立春」ですが、まだまだ寒さは厳しい時期
葉っぱが落ち切った枝の先に小さなつぼみを見つけたり、足元の枯れ草の中に鮮やかな花の色を見出せば、小さな春の兆しを感じられます
外を歩く際にいつもより少し意識して周りの草木に目を向け、季節の移ろいを発見してみてはいかがでしょうか
さて、来月はお香講座を開催します
その軸に何を据えるか・・・それが悩ましく、色々と書籍を読みあさりながら考えておりました
今日は私の誕生日。家人が、昼食をごちそうしてくれたので、かなり眠たい・・・
春眠暁を覚えず、ではありませんが、今日はのんびりと思索の日にしたいとおもいます
ちなみに、言い訳をすれば、食後に眠たいのは当たり前なのです
詳しくはブログをご覧くださいませ
脂質異常症は悪なのか!
私も含めて「ほどよい」年齢になると、ホルモンバランスの影響もあって
人間ドックの後には「脂質異常症」の数値により、健康指導のなのもとに【お呼び出し】がかかります
そして多くの方が服薬を始めるのですが、やめると数値が元に戻る・・・
じゃあ、脂質異常症だと身体にどの様な不具合があるのかと聞くと、「よく分からないけど」との答えが多い
でも、「数値が値を超えているから薬を飲む」という答え
本当に?そう思って、お気に入りの図書館で調べました
ご覧いただければ嬉しいです