日記

2024-02-02 15:15:00

「糖」と 「制限」について~心と身体には、自然なものが良い

こんにちは。flat.maruひさながです

以前こんなお話をしました

【ざっくり東洋医学】無性にパンが食べたくなるとき

気分が重だるいとき~もしかして脳疲労?

今日は糖質のお話です。善悪だけではなく、心と身体どちらにとっても【ほどよく】付き合うお話です

糖質について

「糖質」と聞くと、「悪いもの」という印象がありますよね。「糖質制限」とか、「糖尿病」とか、身体に良くないイメージがあって、「糖質ゼロ」って言われると何となく良いもののような気がする・・・

「制限」「なかったことにする」のが良いのだから、「ない」方が良いに違いない。だから「糖質」は身体に良くない

糖質はない方が良い。糖質=病気を招く。よくない

っていう印象を強く感じます

 

あなたは「糖質」と聞いてどんなイメージが湧くのでしょうか?

 りあんroseaura様 納品用疑問の顔.png

改めて「糖質」を考えてみると、糖質は「炭水化物から食物繊維を取り除いたもの」です

社会では「糖質カット」が好まれますが、これは、炭水化物から食物繊維を取り除いてある「糖質」を更にカットする・・・

何のこっちゃ?!な表現なのです。でも何となくCMを見ていると「悪いものがカット(削除)された良いもの」の印象がする不思議・・・ (笑

 

 

でも、社会の多くの方が「健康」や「身体に良いもの」を求めた結果として、「糖質」というワルモノがない食品(その表現)がニーズを喚起するということになったのでしょうね。まぁ、経済を回す意味では大事なことです。

 

だからこそ、私たちが商品を購入する際は「しっかりと考える」ことが大事になるんですけど・・・ 

脱線しました(^_^;

お話を戻しましょう

 りあんroseaura様 納品用てへぺろの顔.png

 

そもそも、「糖質」が求められる理由は、「おいしいから」です

 

玄米から白米が主流になったのも、甘くて、柔らかくて、おいしいから、です

きび砂糖や黒糖から、三温糖となり、上白糖やグラニュー糖が主流になったのも、雑味がなくて、おいしいから

*いずれも、精製することで「色」が邪魔をしない、というのもあるかと思いますが・・・

 

いずれにしても、より完成度の高い「おいしさ」を追求し、本来のバランスが崩し、その先に「不健康」が生じる

その「不健康」を解消していくために、元に戻るのではなく、何かを生み出すことが私たち人間の近年の構造です

 

「生み出したものを」戻すために「生み出す」

 

そのたびに、どんどん「自然な状態(元のまま)」から遠ざかっていく感じがします

最近、薬膳料理教室に通っているのですが、そこで感じるのは「元のまま、あるべきもの(旬のもの)を使う」ということ

結局、私たちの生活も自然の流れに沿っていれば、病気も生じないし、心身ともに健やかに過ごせるのだと思います

 りあんroseaura様 納品用ひらめきの顔.png

 

 

近年、現代社会(特に日本)で生活習慣病の罹患率が増え、さらに加速しているのは、このような「不自然な産物」に自然の役割を求めた結果だと思うのです。

また、「おいしいものへの飽くなき欲求」もまた、この「不自然な産物への欲求」をかき立てている気もします

干し柿よりあめ玉やチョコレート

って感じ。それは、私自身も反省しきりなんですけどね(^_^;

 りあんroseaura様 納品用てへぺろの顔.png

自分を振り返っても、「我慢」や「ストレス」をたくさん抱えて過ごしていることに起因すると感じています

   「我慢」「ストレス」が溜まる

         ↓

  解消のために、糖分(おいしいもの)を求める

         ↓

      体や心の不調(体重増加)

         ↓

 おいしいものを「我慢」する。だから、更に「ストレス」が溜まる

この悪循環じゃないかと思うのです

 

で、これは身体にも、心にも良くない!!

となったときに、どうやって改善(解消)しようかと考えて思いつくのが「悪いものを断つ」ということ。でも、我慢はしたくないし、ご褒美がないとストレス解消も出来ない・・・

「糖質制限だ!」 「それが最善だ!」

となるんだと思います

 

結局は、「糖」をとるなら、良い糖(自然な甘味、糖)を程ほどに、ということなんだと思いますけど・・・

 

 

とにかく、現代を生きる私たちの心と身体を健康に保つためには、「糖」と上手に付き合うことが大切で、それも「糖」という物質だけではなく、「自然のまま(精製されていないもの)」を摂取していく(使う)のがポイントだと思うのです

 

毎日のように、外で作られた「おいしいもの(糖質)」を買ってきて食べていたら、「糖質」過剰の状態になってしまいますし、どんなに「糖質カット」されていても「加工されたものを加工したもの」。つまり、「不自然なもの」を取り入れているということなのです

 

だから、心と身体を健康に。そして、上手に「糖質」と付き合いたいと思うのであれば

・できるだけ手作りする。

・甘いお菓子や飲み物を食べすぎないようにする(自分でちょうど良い頻度を見つける)

 

・甘いものが欲しくなったら、自分の「我慢」や「ストレス」が過剰になっていないかを確認する

・生活習慣を整える

 

ということが、シンプルな大切になってくると思います

 

心身ともに健康で、楽しく過ごしていきたいのなら

まずは自分の感覚に素直になって、自分を観察する(感じる)こと

 

こうしていくうちに、少しずつ、本来の自分の力(気の力、生きる為の力)を取り戻していくのだと思います

 

とはいえ・・・

生まれて最初に求める味覚は甘味です。(母親の母乳の味)

甘いものがおいしいのは、生まれる前から知っていることだし、生きることに欠かせないこともDNAに組み込まれていますから、「完全に断つ!」というふうにしてしまうと生きることが「難しく」なってきます。身体や心への負荷が増す、どころではないでしょう

 

程ほどに

 

何事も極端になるのは、"何か"が壊れてしまうので要注意です。

 

時には、親しい人と話を弾ませながら食事もスイーツも楽しんだらいい

 

人が追求してきた「おいしいもの」が悪いんじゃないので・・・

 

 

結局は、自分が求めるものを感じて、その求める意味を知る

 

「良い」とされるものを「良いだろう」と取り入れるばかりでなくて、自分自身で自分のご機嫌を取りながら、心を身体を健康に保つ

 

それが大切なのではないかと思うのです

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