日記
どくだみをトコトン活用する
どくだみの花期は過ぎり、季節は盛夏から秋へ・・・
先月訪れた我が家の山は、未だ花期。その効能も高まるときでしたので、どくだみを採取してきました。いつもなら、チンキやお茶に加工して終わるのですが、せっかくの生葉。チンキや発酵シロップづくりなどはご紹介しましたが、これからの時期のものでも作れますので、どくだみエキスからの~!!
我が家のご飯のオトモの作り方をご紹介します
ドクダミエキス
1.ドクダミを洗って水を切る。乾かし過ぎないように注意!
ドクダミエキスの使い方
ドクダミバーム
ワセリンにエキスを加えて混ぜたら完成です
エキスは、ドロドロになるまで煮詰めたほうが、親油性が増すようです
また、ドクダミエキスは少しずつ混ぜましょう
ドクダミバームの効果
花をつけたドクダミが利尿作用や毛細血管の強化、炎症を抑える効果を持つクエルシトリンを最も多く含んでいるため、この時期が一番効能があるといわれています
我が家の山は花盛り🍃
ですから、効能にも期待できそう😆💕
生のドクダミに殺菌・抗菌効果があるため、肌荒れの原因となる細菌の働きを抑制。また、炎症を抑える効果も期待できます
今日は、これに加えて
岡山県産のハッカオイルとスイートオレンジを香付けに使いました
と、いうことで、醤油、砂糖、みりんで煮詰めて、白ごまを入れて、佃煮になりました
コツは「しっかりめの味付け」にすること
薄い味だと、どくだみの香りに負けてしまいます
佃煮にすると、どくだみの香りがスッキリとした爽やかなものになり、美味しく味わえます。芹に近いかおりですね
愛すべき臭いヤツ
我が家の可愛らしい臭いやつ
雨降りの今日
ふと見たら、雨に濡れた葉がキレイだったので
植物学の牧野教授のように感じに、自分で描けたら良いのだけど
私には残念なことに絵心がない
だから「叩き染め」と「叩いた後の植物」を残しています
じゃぁ、押し葉で良いじゃんって感じなんですが
こっちの方が楽しいので・・・
ただそれだけなのです
タデアオイで叩き染め
久しぶりの投稿となりました
今日は、叩き染めの方法のご紹介です
我が家では、自宅のプランターですくすく育っているタデアオイを使いましたが、植物ならよほど堅い葉でなければ大丈夫
シダなども綺麗にその形を染めることができます
藍は、葉をミキサーにかけて染料を作る染め方もありますが、準備が大変・・・
ですから、お風呂上がりにも簡単にできる染め方として叩き染めをご紹介しますね
ちなみに、藍は芽吹いている上の方の葉が染める力は強いので、その部分を使いました
叩き染めの方法
◆準備するもの
・葉っぱ
今回は、藍を使いましたが、様々な植物の葉っぱで叩き染めは楽しむことができます。
・麺棒(ハンマーや石でもOKです)
・ラップ
・染めたい布
100均で打っている綿のランチョンマットを使いました
染料を使って布を浸して染める方法の場合は、綿は染まりにくいのですが、叩き染めなら大丈夫
・ビニール袋(無ければラップでも応用できます)
・布の下に敷くもの
汚れが布の下に染みないように使います
染め方
色の変化を楽しむ
洗って干していく内に、綺麗な緑色が青色に変化していきます
藍はとても生命力が強い植物で、発芽しやすく育てやすい植物です
種も手に入れやすいので育ててみてはいかがでしょうか?
我が家は5月頃に種を撒きましたが、今からでも間に合うかと思います
また、叩き染めは様々な植物の葉で楽しむことができます
固い葉を使う場合は、しっかりと強めに叩いて植物の汁を布に移していってください
緑色の植物でも染まると茶色になるものもありますし、定着液として酢やミョウバンの液を使うと、色が変わるものもあります
色々と身近な植物で試してみてください
とても手軽で簡単ですから、小さなお子さんの楽しむのも良いかと思いますよ!
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橘の花
隠れ家の室内で育てている橘の花が咲きました
たくさんつぼみが付いているので、長く開花を楽しめそうです
花は柑橘らしいスッキリとした香りに、ほんの少しの苦味を感じます
五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする(古今集・巻3 夏歌139 よみひとしらず)
五月を待ちかねて咲く橘の花。その花の香をかぐと、昔愛していた人の袖に付いていた香と同じ匂いがして、その人のことを懐かしく思い出す。
橘の花香を題材にしたこの歌が詠まれたのは、平安初期あるいはそれ以前の奈良期。醍醐天皇の命により編纂され勅撰集・古今和歌集が成立したのは、905(延喜5)年頃ですが、この歌集には万葉集から洩れた古い作品も収められています
古典和歌には表現の型があり、この花橘を詠んだ歌も、この古今集歌のほか、いくつかの表現の型を継承しながらその後も詠まれていっています。
そして、この歌により「橘=昔、昔の恋=追憶(花言葉)」となっているのです。
橘の紋と言うことで考えると、橘の表現はこちらのみ
橘という植物が、日本の歴史に登場してきたのは、かなり古く、古事記の記述によれば、11代垂仁(すうじん)天皇の時代に、新羅からの渡来人・天日槍(あめのひぼこ)の後裔・田道間守(多遅間毛理・たじまもり)が、理想郷・常世国(とこよのくに)に派遣されて、非時香菓(ときじくのかくのこのみ)を探している記述が最古のものとされています。
この当時、非時香菓は特別な霊薬であり、その実を食べれば不老不死の命を与えられると信じられていました。田道間守は、苦労の末にこれを持ち帰ったものの、すでに天皇は亡くなっていて、食べさせることは出来なかった。
古事記の本文中には、非時香菓は「是今橘也」と記されているため、橘が不老不死の樹と認識されていた、と考えられています。
その後、時代が下がっても、橘が代々の天皇に愛され、平安王朝時代の内裏・紫宸殿の前に、この樹が植えられていたことでも判ります。みなさんもご存じの「右近の橘、左近の桜」です。
そんな吉祥果の橘ですが、古くから言われている「橘」が何なのか・・・。
C.tachibanaが、非時香菓として持ち込まれたとされている「橘」なのか・・・
そんなことを、神道、民俗学などの観点から考察して楽しんでいます。
花が「追憶」「昔」を象徴する「橘」だからでしょうか。「橘」について日本を遡り、「橘」の正体を探っています。
やっぱり、「橘」はC.tachibanaだったよね!となるも良し。田舎に隠れた他の柑橘となるも良し。分からなくて「結局なんやねん」も良し。統べて楽しい萌え時間です。
カンキツ(柑橘)系の果実の果皮から抽出された精油のグループは、【万人に好まれる香り】とされています。カンキツ調の香りのハーブから抽出された精油は個性的なシトラスハーブ調の香りが特徴。気分転換やリフレッシュ時に良い香りです。
初夏を待って咲くとされる「橘」の花
少し早く夏を知らせてくれたようです。
養生的には、夏の養生は前の季節からですので、タイミング的には「それもよし」
夏に備えて、陰を補い、心(心臓や心の役割を担っているもの)を養う生活を心がけたいと思います。
「心」の働きが衰えると、身体に十分に血液が行きわたらず、すみずみまで栄養が届きませんし、精神的に不安になることもあります。
寝付きが悪い、眠りが浅い、落ち着かない、めまいがする、イライラする、手足の裏がほてる、胸がつかえるなどの症状があれば、「養心」する食べ物を摂るとよいとされています。イライラを鎮めて「養心」する食材には、セロリ、トマト、納豆、豆腐、ゆり根、牛乳、ナツメなどがあります。気持ちがふさぐ時には、柑橘類やシソなど、香りも良く、心を養い、気持ちを変えて(調えて)くれる食材も良いでしょう。
長くなりましたが、【夏を知らせる橘の花】
その花を見ながら、そんなことを思いました
パイナップルを活かす
とても立派なパイナップルをいただきました
はちみつパイナップルというそうでして、芯まで美味しく食べられるとのこと。実際に、四つ割りにして、外皮を剥いたら芯まで甘い。
美味しくいただきました
パイナップルの栄養
パイナップルに含まれる栄養は、疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせない【ビタミンB1】や、抗酸化ビタミンで皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる【ビタミンC】。善玉菌を増やして腸内環境を整え、便の水分を増やして柔らかくする水溶性植物繊維と、水分を吸って調の煽動運動(せんどううんどう)を促し、有害物質を排出する働きをもつ不溶性植物繊維。肉などのたんぱく質を分解する酵素(ブロメライン)。体や脳のエネルギー源となり、脂質をエネルギーとして使う際にも必要とされる糖質。また、ミネラル(鉄、マグネシウム、カリウム)を含みます。
ミネラルは、3大栄養素の働きをサポートして体の調子を整えたり、体の組織を構成します。
酵素の成分になるなどの大切な働きをするマグネシウム、 ヘモグロビンの成分になり酸素を運搬する働きを持つ鉄、骨や歯を作り、神経の興奮を抑える働きを持つマグネシウム。野菜や果物に多く含まれ、体液量や血圧、筋肉、神経、心臓の動きを調整するなどの役割を持つカリウムを含みます。
パイナップルの効果
1.疲労回復
ビタミンB1が糖質の代謝を助け新陳代謝を促すことで、疲労回復が期待できます。
2.便通改善
不溶性食物繊維の働きで、便秘の予防や改善が期待できます。
3.美肌
美容に効果的なビタミンCを含むため、コラーゲンの合成を促してハリのある肌へ導いてくれます。またビタミンB1が新陳代謝を促すため、肌荒れを防ぎお肌の調子を整える効果も期待できます。
こんなにたくさんの効果が期待できるパイナップル。それもとても甘くて美味しかったので、余った皮が勿体ない・・・。
最近は、パイナップルをまるまる一つ買うこともなかったので、皮も貴重。何しようかと考えて、パイナップルティーとパイナップルで酵素を作りました
パイナップルティーの作り方
①水を沸騰させて、パイナップルの皮を入れて5分程度煮る
②レモン果汁を入れて酸味を増し、お好みで砂糖を加える
分量は、200ml程度作るならパイナップルの皮の1/6程度かなぁ・・・。適当です
パイナップル酵素の作り方
①パイナップルの皮を刻む
②煮沸した瓶に入れて、沸騰させて冷ました水を入れる
③②の蓋を軽くあけておいて、日向ぼっこさせる
*一日2~3回程度振り混ぜる
*始めて発酵させる方は、砂糖を少し加えておくと成功しやすいです
*一緒に並んでいるのは、左から「りんご」「パイナップル」「柿の皮」です。今日作ったパイナップル以外は、しっかりと発酵がすすみ、ぷくぷくと泡が出ています
発酵して、泡が出てきたら炭酸などで割ってジュースにして飲むと美味しいです。紅茶を割って炭酸紅茶にしても美味しくいただけます。
その他に残った皮は、冷凍保存できますので、冷凍させておいてパイナップルティーなどを作る時などに使ってください
パイナップルは、それ自体に酵素を多く含みますので砂糖を加えて酵素づくりはしませんでしたが、不安であれば砂糖をパイナップルの皮と同量入れると作りやすいです。甘味がある方が、飲みやすいかもしれませんね
今回は、有機無農薬のパイナップルをいただいたので、皮まで使いましたが「どの様に作られたか」も大事です。
分からないものであれば、「ありがとう(廃棄)」が良いと思います
パイナップルは、水で洗って皮を剥いたものは、残留農薬が少ない野菜(果実)第3位ですので、不安であれば実を使って酵素を作っても良いかもしれませんね
夏などは、水出しのミントと合わせるとスッキリと美味しいジュースになります
段々と気温も上がり、日中は暑さを感じる季節になりました。季節の移り変わりに身体を合せながら、心地よくお過ごしください